先日パーソナルカラー診断を受けてきました。
この色素敵!と思って買った服やコスメなのに、なんだかしっくりこなくて結局お蔵入り……なんて失敗が結構多い私。
今回パーソナルカラー診断を受けたきっかけは、そんな無駄遣いを少しでも減らすべく自分に似合う色と似合わない色をきちんと把握しておきたかったから。
それにファッション雑誌や美容雑誌でも特集が組まれたりするなど、パーソナルカラーが一般に広まりつつある今、パーソナルカラー診断を受けておいて損はないんじゃないかなと思ったので。
大丸のパーソナルカラー診断を選んだ理由
私が受けたのは大丸松坂屋 ファッションナビのパーソナルカラー診断です。
ここを選んだ決め手はなんといっても料金の安さ。
パーソナルカラー診断の料金相場は個人のサロンの場合1万円~2万円程度と結構高額なんですが、それに比べて大丸松坂屋 ファッションナビのパーソナルカラー診断は45分で3,240円と手を出しやすい価格設定です。
ただネットでの評判を調べてみると、自然光での診断じゃないので誤診率が高いという意見も多いようですが……。
まあ行ってみてもし診断結果に納得できなかったら改めて他のところで診てもらえば良いかな、ということで大丸松坂屋 ファッションナビに決めました。
予約は争奪戦
早速予約をしようと家から一番近い大丸京都店の予約状況をサイトで確認したところ、予約がいっぱいで空きが無い!
大丸松坂屋 ファッションナビのパーソナルカラー診断は希望日の28日前の午前11時から予約ができるようになっているんですが、人気のため予約は争奪戦で確実に予約を取ろうと思ったら午前11時ぴったりにアクセスしないといけないみたいです。
特に人気の東京店や梅田店はそれでも予約できないことも多々あるんだとか……。
そこで日を改めて午前10時45分頃、事前に大丸松坂屋 ファッションナビの会員登録&ログインを済ませて待機し、時計が11時になったと同時に予約ページへ。
すでに何か所か予約が埋まっていて驚きましたが、目的の時間帯は空いていたので無事に予約を取ることができました。
大丸のパーソナルカラー診断をレポート
パーソナルカラー診断当日、すっぴんで大丸京都店4Fのファッションナビデスクへ。
眉を少し描き足す程度のナチュラルメイクなら問題無いのかもしれませんが、肌の色や質感、頬の赤み、唇の色、目の下のクマなどいろいろな要素がパーソナルカラーの判断材料になるらしいので、すっぴんの状態で診てもらうのが間違いないと思います。
パーソナルカラー診断スタート
まずはお会計を済ませ、パーソナルカラーについての簡単な説明を受けたあと、肌や瞳や地毛の色、顔に赤みが出るタイプかどうかなどをチェック。
私の場合は瞳の色は深いブラウンで、顔に赤みは出にくいタイプ(でも話しているとたまに赤みが出ることもあるらしい)とのこと。
ドレープをあててパーソナルカラーを判断
ドレープをあてていく前に全身が映る大きな鏡に向かって座り直し、着ている服の色が診断の邪魔をしないように真っ白な布をつけてもらいます。
ちなみにパーソナルカラー診断は自然光のもとで行うのが一般的だそうですが、大丸のパーソナルカラー診断は自然光ではなく照明のもとでの診断です。
ただ、大丸京都店ではフロアの照明をそのまま使うのではなくて専用の照明が用意されていました。
サマー → オータム → スプリング → ウィンターの順番でドレープをあてていき、どのシーズンのときに肌が一番綺麗に見えるのかをチェックしてもらいます。
例えば同じ白でも、
サマーはオフホワイト、
オータムはベージュっぽいホワイト、
スプリングはアイボリーっぽいホワイト、
ウィンターは真っ白、
みたいな感じです。
ドレープをひと通りあててもらってそれぞれこんな感じになりました。
- サマー → 悪くはないけれど色によっては顔色が少し白っぽく見えたり、くすんで見える。
- オータム → 顔色が健康的に見える。印象がはっきりする。
- スプリング → 悪くはないけれどオータムの色に比べて顔の印象が少し薄れる。色によっては顔色がくすんで見える。
- ウィンター → 顔色がくすんで不健康に見える。老けて見える。
ウィンターの色に関してはドレープをあてるたびに影が落ちたようにわかりやすく顔色がくすんで見えて、素人目にも似合わないなと判断できました。
パーソナルカラーの診断結果
診断の結果、私はイエローベースの「オータム(秋)」。
さらにオータムの中でも柔らかいカラーが得意な「ソフトオータム(秋ソフト)」で、セカンドシーズンは「サマー」でした。
ソフトオータムは8分類や12分類での呼称で、最近人気の16分類だと「ミューテッドオータム」にあたります。
オータムはイエローベースなのに、ブルーベースであるサマーがセカンドシーズンってどういうこと?
と思うかもしれませんが、色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)、清濁(くすみや濁り)を軸として考えた場合にソフトオータムは、
- 明度が低い~中くらいの色
- 彩度が低い色(鮮やかすぎない色)
- くすみや濁りのある色
が得意なので、
サマーの中でも特に、
- 明度が中くらい~高い色
- 彩度が低い色(鮮やかすぎない色)
- くすみや濁りのある色
が得意な「ソフトサマー(8分類で言うと夏スモーキー、16分類で言うとミューテッドサマー)」とは共通点があるんですね。
アドバイス&質問タイム
シーズンが確定したあともドレープをあてながら、得意なカラーを中心に普段のコーデで使える色の使い方や組み合わせ方をいろいろ教えてもらいました。
このときにパーソナルカラー以外でも好きな色や使いたい色があればどんどん聞いてみるのが良いと思います。
例えば私の場合、ブラックやグレー(無彩色)の使い方を聞いてみたところ、
- ブラックやグレーを着る場合はスカーフやアクセサリーなどでより顔に近い位置に得意な色を持ってくる工夫を。
- ブラックはツヤの無いマットな素材を選ぶと良い。
という感じでアドバイスしてもらえました。
次にカウンターへ移動して、カラーチャートを見せてもらいながらメイクやヘアカラーへのパーソナルカラーの取り入れ方を教えてもらいました。
ざっくりまとめるとこんな感じの内容でした。
- くすみや濁りを意識して色を選ぶと良い。
- アクセサリーはシルバーよりもゴールドがおすすめ。マットな質感だとより良い。ブロンズやピンクゴールド、夏はターコイズもおすすめ。
- ヘアカラーは暗めのブラウンがおすすめ。
- チークやリップのおすすめカラーはテラコッタ。
- アイシャドウのおすすめカラーはブラウンやカーキ。ラメは控えめが良い。涙袋にはベージュがおすすめ。
- おすすめのデパコスブランドはボビイブラウンやルナソル。
最後にシーズンごとのアドバイスがまとめられたプリントと色の見本が載っている小冊子を貰いました。
小冊子は似合う色のところに印をつけてもらいました。
○が似合う色で、◎が特に似合う色です。
大丸のパーソナルカラー診断を受けてみて
今回初めてパーソナルカラー診断を受けたので大丸と他のサロンとの比較はできませんが、診断の過程も結果も満足のいく内容でした。
ドレープをあてたときのシーズンごとの印象の変化など割と細かく説明してもらえたように思いますし、診断結果はすんなりと受け入れることができました。
それからパーソナルカラーは単に青みや黄みだけでなく、色のトーンも関係しているということもわかったのが一番の収穫でした。
パーソナルカラー診断を受けてからは、色選びに迷ったときはパーソナルカラーを意識するようになり、服やコスメの色選びの失敗が目に見えて減りました。
もちろんパーソナルカラーにとらわれずに好きな色でおしゃれを楽しむのがベストだと思いますが、私の場合は客観的に自分に似合う色似合わない色を教えてもらったことで、今まで似合わないと思い込んで食わず嫌いしていた色にも挑戦するきっかけができて、結果的に好きな色が増えてファッションやメイクの幅が広がりました。
セルフ診断&AI診断
大丸のパーソナルカラー診断を受ける前に、ネットやアプリでできるパーソナルカラーのセルフ診断やAI診断もいくつかやってみました。
でも「シルバーとゴールドのどちらが肌になじみますか?」とか「黒髪と茶髪のどちらが似合いますか?」なんて聞かれても客観的に判断できないから、ただ単に好みで答えてしまいがちで結果に信憑性が無いんですよね。
なのでやっぱりプロの方に診てもらうのが安心かなと。
でも遊びとしてやる分には面白いし、見かけたらついついやってしまうんですけどね(笑)。
私が実際にやってみて面白いなと思ったセルフ診断&AI診断のおすすめはこちらの2つです。
UNIQLOアプリ
2択の質問(最大4問)に答えるタイプのセルフ診断です。
骨格診断(全8問の3択)もあって、診断後に見られるUNIQLOのアイテムを使ったコーデの見本が参考になります。
オルビスアプリ
スマホで撮った顔写真をもとにAIがパーソナルカラーを判断してくれるんですが、写真の撮り方によって結果がコロコロ変わるので精度はイマイチ?でもSNSでの評判は良いみたいです。
フェイスプロポーション分析とか季節の構成要素とか、いろいろと数値化されて見られるのがとても面白いです。
まとめ
私が今回受けた大丸松坂屋 ファッションナビのパーソナルカラー診断は金額を考えれば十分に満足できる内容でした。
予約が取りづらいのが難点ですが、気軽に安くパーソナルカラー診断を受けてみたいという方にはぜひ選択肢の一つとしておすすめしたいです。
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